「選べる」はずの施設を、人は本当に選べているのか。
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有料老人ホームは、市場で「選ぶ」サービスです。パンフレットがあり、見学があり、重要事項説明書がある。制度上は、情報が開示され、利用者が比較して選べることになっています。
しかし実際には、選ぶ側と提供する側が持つ情報の量も質も、大きく違います。入居を検討するのは、多くの場合、急を要する状況です。何を見れば良いのか分からないまま、限られた時間で決めることになる。ここに情報の非対称性があります。
扱っている問い
- 重要事項説明書などの開示情報は、利用者の選択を実際にどこまで助けているのか。
- 「情報を出せば公正になる」という前提は、どこで崩れるのか。
- 専門職や中間支援は、この非対称性をどう埋められるのか。
情報公開の量を増やすだけでは足りないのではないか——そんな問いから、開示のかたちそのものを見直しています。